婦人公論(2007.11.7)
夫や恋人など、もしも愛するパートナーに浮気の気配を感じたら、あなたならどうするだろうか?①友人に相談する。②携帯電話の履歴とアドレス登録を細かくチェックする。③彼を問い詰める。⑤探偵事務所、もしくは興信所に調査を依頼する。
よほどのことがないと⑤の行動には出られない気がするが、一人で悶々としているよりは精神衛生上いいのかも・・・・・・。というわけで今回は、プロの探偵に浮気調査を依頼したらどうなるのか?好奇心丸出しで、根堀り葉堀り聞いてみた。
まず最初に訪れたのは、東京・六本木にある「探偵BAR ANSWER」。一見ごく普通のお洒落なバーなのだが、実はカウンターに立っているのは本物の探偵さん。お客は純粋にお酒と食事を楽しんでもいいし、スタッフに相談を持ちかけてもいい。じっくり話を聞いてもらいたい人は、2つある個室を面談室として使うことも出来る。
「面談料は無料で飲食代しかかかりませんので、皆さん興味半分で気軽にいらっしゃいますね。実際の調査の依頼をされる方の年齢層は20代半ばから60代までと幅広く、男女比は半々という感じです」と語ってくれたのは、探偵になる前は週刊誌記者としてスクープを追っていたという沢田健一さんだ。
近くにある事務所には男女合わせて17名の探偵が所属。浮気調査の場合、ランジェリー売り場や女性用トイレ、ラブホテルなど、女性もしくはカップルでないと入れない場所へ行くことが多いため、探偵側も男女ペア、もしくは3人以上のチームで動くのが基本なのだそう。
「追跡用の車輌を用意するか否か、証拠を押さえた後も追いかけるか、途中で経過報告の電話は必要かなど、すべてにおいて依頼人の希望を優先し、プランを組み立てます。費用に関してもその時にお伝えし、納得していただけた場合のみ本格的な調査へと進みますので断りもなく調査を行って高額の請求をするなどということはありません」
実際に調査を依頼する場合、どこまで調べてほしいのかという希望とともに、顔写真も含めた夫の基本情報が必要だ。
「たとえば『毎週水曜日だけ極端に帰宅時間が遅いサラリーマンの夫。近ごろ、携帯で話すときにベランダへ出るなど、怪しい行動が増えてきた。とりあえず、次の水曜日19時~22時までの3時間、彼の行動を探ってもらいたい。もしも浮気相手と会っていたら、食事だけなのか、ホテルへ行くのかというところまで押さえてほしい。証拠となる写真も必要。夫の勤務先の出入り口は正面玄関ひとつだけ。移動手段は電車と徒歩、時々タクシー』などがわかればいいでしょう。あとは、いつも早歩きなのか、最短ルートを選ぶのか、裏通りを歩くのが好きなのかなど、ささいなことも貴重な情報になりますね。対象者の行動を予測できるので、追跡しやすくなります」
では、先の条件で調査を行った場合、どういう手順で進めるのだろうか。
「例の場合だと曜日が限定され、会社の出入り口の数が絞り込まれているので、当方は2~3名のスタッフで動きます。まず、ご主人の会社の玄関で張り込み、退社後の行動を追跡。カメラやビデオで撮影します。レストラン等に入った場合は出てくるまで外で待機。最近は個室レストランも多いので、中に入っても話が聞こえないことが多いですから」
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